instagram

みなさんはご家庭でびーるを飲む際、グラスを使用して飲んでいますか?

美味しくびーるを飲む為には、グラスの洗浄が大切と言います。
その手の記事はいくつか見るんですが、諸説あるようにも見受けられます。

とゆーことで、いくつかの記事を参考に『びーるのみたい。』的にモアベターな「ビアグラス洗浄」を考えてみます。





さっそくですが、結論!!


ごちゃごちゃと長い記事になりそうだったので、ポイントだけ押さえた結論を先に書いちゃいます!

【びーるのみたい。的ビアグラス洗浄 五箇条】(2015.10.22版) 
一、洗う前に軽くすすごう。
一、ビアグラス専用のスポンジを(できれば2個)用意しよう。
一、ぬるま湯を使おう。
一、拭き上げは専用のクロスで。自然乾燥でもOK!
一、飲む前に水ですすごう。

今回の結論としては、以上の5点を押さえればベターなんじゃないかな?ってことになりました。
これから各項目別に解説書いていきますので、お時間のある方はお読みくださいませ。




洗う前に軽くすすごう。


あえて書く事でもないのですが、意外とスルーされてるような気がするので。

飲み終わったグラスには、泡や飲み残しなどが多少なりあると思います。
これらを極力流してからスポンジを使おう、ということですね。

飲み終わった直後なら、サッと流す程度で。
飲んだまま寝ちゃって翌朝まで放置しちゃってるような場合には、しばらく水などに漬け込んでおくのがいいでしょう。
付着した汚れは時間が経つほど落としづらくなりますからね。

すすぎで予め落とせる汚れを落とす事で、洗剤の持ちもよくなり経済的ですし、グラスの汚れが少ないほどスポンジも衛生的ですよね。




ビアグラス専用のスポンジを(できれば2個)用意しよう。


一般のご家庭で「ビアグラス専用スポンジ」を用意するってのはなかなかハードルが高いと思いますが、これはぜひとも用意したいところです。

なぜ専用のスポンジが必要かと言えば、「(他の食器汚れからの)油分を避ける為」というのが一番の理由として語られる事が多いようですね。(汚れという意味では油分以外にも色々あると思いますが。)

グラス専用のスポンジを用意することで極力びーる以外の汚れから隔離することができます。なるべく清潔に保つということですね。

洗い方のテクニック部分については、文章だけでは想像つきづらいと思いますし、百聞は一見に如かず。
まずはこちらの動画をご覧ください。


正直、家庭で行うには丁寧すぎるように感じましたが参考としてご紹介しました。

大きく分けて
1.すすぎ(その1)
2.中(外)洗い
3.フチ磨き
4.すすぎ(その2)
の行程でしょうか。

動画にもありましたが、グラスの中を奥まで磨くために「柄のついたスポンジ」があると良いでしょうね。


108円で買いました。


写真のような「棒+スポンジ」の形状のものは100円ショップでも買えますが、動画のような二股に分かれてるものを使うと(グラスの形状によりますが)外側やフチを同時に洗えたりするので便利です。
「棒+スポンジ」の形状のものだけでは、フチを洗うのってかなり難しいですよね……。





グラスのフチの汚れは、口紅やリップクリーム、料理の油などが付着してしまう部分ですので、フチ洗い専用のスポンジがあるとモアベターな気がします。特に念入りに洗いたい部分でもありますしね。目視で汚れが落ちたかどうか見るのも大切です。

そうそう、当たり前といえば当たり前なのですが、忘れがちなのがグラスの外側を磨くこと。
グラスを持つ部分や、底などもしっかり洗うとより良いですね。

一般家庭ではそんなに気にしないかもしれませんが、不特定多数に使用される環境の場合は、潔癖性でなくとも持ち手のあたりも磨いていて欲しいと思うのは人情ではないでしょうか。



【参考リンク】
Pouch>ピカピカのグラスとくすんだグラスではビールの泡立ちが全然違うという実験 / ライオンの研究所に行ってきた
生ビールでひろしま元気プロジェクト>ビールスタンド重富>生ビールのうまさを引き出す秘訣>ジョッキの洗浄!





ぬるま湯を使おう。


ちゃんと泡立つ程度に洗剤を使う事も大事だと思いますが、お湯だけでもある程度の汚れ落としは期待できるようです。


汚れがひどくなければ、45度程度のお湯で洗っていただければ、洗剤なしでも大抵の汚れを落とすことができます。(「シュピゲラウ>グラスのお手入れについて」より。)


55℃以上の洗浄温度は油脂分に対して有効に洗浄できるだけでなく、細菌類などにも殺菌作用があります。
(「ウィンターハルター・ジャパン・サービス>すべてのグラスは同じではありません!」より。)


水よりも泡切れが良いというのも特徴ですね。

とはいえ、あまり高温のお湯を使うとガラスが割れてしまう可能性があるそうですので熱湯は避けた方がいいかもしれません。
食器洗浄機もお湯を使うものも多いでしょうし、耐熱グラス以外の使用は控えた方が賢明でしょう。

また、ガラス製品は長年使っているとくすんできます。
ちょっと調べてみるとこんな記述がありました。

水あかを防ぐには、軟水(ミネラル分の低い水)をご使用ください。
(「リーデル>お手入れ方法」より。)

ん?日本の水道水って硬水だっけ?と調べると、(土地にもよりますが)基本的に軟水寄りのようです。

いくら軟水だったとしても、長年使っていればくすんでしまうこともあると思います。
そんな時は、お酢などを布に含ませ拭くといいらしいです。

カルシウムや水アカは、アルカリ性の性質をもっていますので、酸性のクエン酸や酢を使って汚れを中和して落とします。油分は、酸性なのでアルカリ性でおだやかな研磨機能をもつ重曹を使います。
(「ふつうのくらし.com>くらしのアイデア>掃除>グラスやガラス食器のくもりを取る7つの方法」)

重曹も108円で買えますね。





【参考リンク】
シュピゲラウ>グラスのお手入れについて
Uki Ukiせっけんライフ>日本は軟水の国?
リーデル>お手入れ方法
ふつうのくらし.com>くらしのアイデア>掃除>グラスやガラス食器のくもりを取る7つの方法





拭き上げは専用のクロスで。自然乾燥でもOK!


最近のビアグラス洗浄の記事を見ると「自然乾燥」が主流のようですが、調べる程に拭き上げを推奨したくなってきました。

自然乾燥が良しとされ、拭き上げが良くないとされる理由は「糸くずや油分が付着するリスクを避ける為」と説明されている事が多いようです。

ですが、それらにも対応策があるようです。

まず、糸くず対策について。
どうやら最近はグラスに繊維が付かない素材のクロスがあるようです。




いやー、文明の利器ってんですかね?
こーゆー素材があるんですね。

調査を進めると、ワイングラスなどは拭き上げが一般的なようです。

続いて「油分」に関しては、「クロスに付いた油分」と「手の脂」の2説あるようですが、前者はスポンジと同様に専用のクロスを用意する。手の脂は、グラスに直接触らないように気をつける。もしくは手を包み込むような大きなクロスを用意する……というあたりで対処できそうです。

自然乾燥の場合は、グラスを逆さまにし、乾燥するまで放置するだけ。
この場合は、なるべく地面との接地面が少ない網のような場所に置いたりするのがいいでしょうね。



【参考リンク】
シュピゲラウ>グラスのお手入れについて






飲む前に水ですすごう。


「洗浄」とは違うかもしれませんが、この行程も頭に入れておくといいでしょう。
グラスを濡らす事により、細かい泡ができ、泡持ちもよくなるそうです。

もやしもん8巻でも、チェコでピルスナー・ウルケルを注ぐ前に「グラスを水に通す」描写がありましたよね。(うろ覚え)
実際そのようにしているお店もあります。

これによって、前項で問題視されていた糸くずや、乾燥後に付着した小さなゴミなどの除去にも期待できそうです。

人によっては濡れたグラスが苦手な場合もあると思いますが、すすいだ後にグラスの外側を拭きあげてみるってのもいいかもしれません。




【参考リンク】
マイスターのドイツビール案内>ビールグラス、冷やすか、濡らすか、乾かすか
鵜の目、鷹の目>Beer - その9 茶色の小ジョッキ(Little Brown Jug)






まとめ。


いかがでしたでしょうか?
専用のスポンジに、専用のクロス……、思った以上にめんどくさい道のりになってしまいましたw

今回調べてみてわかったのは、いずれも「如何にしてグラスに汚れを付けないか/除去するのか」に尽きるということ。
ご家庭で実現するのには骨が折れそうですが、徐々に環境を整えていけばいいかと思います。

また、「ここまでしねーよwww」ってのもひとつの回答ですね。

ボクがこれまでやっていたのは自然乾燥(手抜きとも言う)ですが、水垢というか、水滴の乾燥した跡が気になることも正直多いので、これを機会に専用のクロス買って拭き上げてみようかなあ……と。
一旦注いでしまえば気にならないことも多いんですけどね。

今後もまた、より良い方法を考えつつグラスを洗っていきたいと思います。
より良いびーるを飲む為に努力は不可欠ですね。




【参考リンク】
YEs! MAGAZINE>【簡単プロ技!】ビールを10倍美味しくするグラス洗浄術を徹底指南
石塚硝子>ガラス食器の洗い方
日本経済新聞>ドライにはストレート、家飲みビールをうまくするグラスの選び方、管理法
サッポロビール>家でもできるひと工夫
exciteニュース>せっかくのビールが不味くなっちゃうグラスのNG扱い方3つ
日経レストラン>グラスの厚さや注ぎ方でビールの味はどれだけ変わる?


【蛇足】
どこかで「洗う際にはお湯ではなく水を使う」とゆーのを読んだ記憶があるんですが、ネット検索で見つける事ができませんでした。
他にも色々と説があると思いますし、時代によって変化していくでしょうし、今後も徐々にバージョンアップさせていきたいと思います。
「ここが違うんじゃね?」というツッコミ・資料等もお待ちしております。

0 コメント:

コメントを投稿

comment here

AD

amazon

Google AD