立地はthe歌舞伎町って感じ。
見上げても…
見下げても、手描き看板。
一応、基礎知識として『もやしもん』とは何か?
簡単に言って「菌を肉眼で見て話もできる能力を持つ農大生を中心に、食と発酵(菌)のチカラはすげーよねってのを再確認するマンガ」です。
アニメやドラマにもなってますね。
2013年9月現在で12巻まで発売中。講談社モーニング・ツーにて連載中です。
そんな作品の中で、第8巻まるまる登場するのが『地ビール』のお話。
8巻の発売が2009年07月23日ということで、いわゆる「地ビール冬の時代」を抜け今のクラフトビールブーム直前のマグマがグラグラいってるあたりが舞台でしょうか。
(「地ビール冬の時代」は2003年という説がある。詳しくは「イベント体験記「日本のクラフトビールは世界に通用するのか?」[2013.07.17]」で。)
もやしもん『地ビール編』の内容は、「菌がびーるに与える影響について」ではなく、「どうやったら地ビール冬の時代から脱却できるのか?」というのがメインの内容。
ネタバレもアレなので、詳しくは本編でどぞ。
さて、当日がどんなイベントかと言えば
「ビールライフをもっと楽しんでもらうため、クラフトビールの基本的な知識のお話、お家でのおいしい飲み方など、日本ビアジャーナリスト協会副会長である野田幾子さん、さらに日本ビール研究会の方をお呼びしてじっくり教えて頂きます。
さらにスペシャルゲストとして、クラフトビールについてその作品でとても詳細に、そしてとても魅力的に描かれた『もやしもん』作者の石川雅之さんをお呼びし、クラフトビールの魅力を思う存分語るビアラバーにはたまらないイベントです!」(「ロフトプラスワンスケジュール>『ビアラバー集合!秋の「もやしもんエール」大収穫祭』」より。)
イベントは2部制で、前半は「びあけん」こと「日本ビール検定」の仕掛人、サッポロビールの内海淳(日本ビール文化研究会)さんのビール基礎講座。
ビールは何から作るとか、三度注ぎとか、グラスは油を避けてね、自然乾燥が一番だから乾拭きしちゃダメよとかとか。
ビールは何から作るとか、三度注ぎとか、グラスは油を避けてね、自然乾燥が一番だから乾拭きしちゃダメよとかとか。
後半は作者石川さんと岩本伸久(サンクトガーレン社長 兼 ブルーマスター)さんのトークライブという内容。
びーるもまた酵母という菌のチカラがあってこそ。
「少しくらいはアカデミカルな醸造の裏話とか聞けるかも?」などと思って臨んだ訳ですが、フタを開ければ、もやしもんファン向けのイベント。「ペン入れ・トーンがどうだ」とか「このタイミングではまだネタが」とか「ドイツ、チェコ、ベルギーを1週間で回ってきたけどビールわからん!で帰って途方に暮れた」とか「某地ビール屋に商品送れないけど来たら飲ませる、言われて行ったら作ってなかった」とか、まー、全体的に第8巻に関する裏話がほとんどでした。
ボクもその手の話は嫌いじゃないんですが、イベント前から「びーるの話聞くぞ」の精神状態だったので、最後までびーる脳からマンガ脳に切り替えることができず…「ビアラバーとはなんだったんだ?」状態から抜けきれませんでした。
ビアラバーと言うよりは「もやしもんファンにはたまらないイベント」でしたね。
最後は直筆イラスト色紙争奪じゃんけん大会だったしね。
モヤモヤしたまま、そそくさと会場を後にしたので、どこかで一杯とも思いましたが終わったのが22:30手前くらいと個人的に終電も気になる時間帯だったのでまっすぐ帰って、深夜までクッキー焼いてましたとさ。
【蛇足】会場ではサンクトガーレンさんの湘南ゴールドがウェルカムドリンクとして振る舞われ、また、通常メニューのプレミアムモルツ(生)の代わりに繋がれるというクラフトビールイベント仕様でした。(会場入りしてすぐ注文したのに品切れでしたが)
うぇるかむ。
そして去年のスーパーオクトーバーフェストで「もやしもん×サンクトガーレン」として登場した「超IPA」が1部と2部の合間の休憩時に繋がれました。
超IPA。石川せんせがXPAとか苦いのが好きで
IBU100越えをコンセプトにしたんだとか。
これはすでにversion3と言うことで、10月4日から始まる横浜オクトーバーフェストでも出品されるらしいです。
また、今年のスーパーオクトーバーフェストのネタは決まってないとか。行かれる方はそちらもお楽しみに。
【公式ホームページ】
■もやしもん(講談社)
■サンクトガーレン
■日本ビール検定
■ロフトプラスワン
■日本ビアジャーナリスト協会
■cookieclicker(webブラウザゲーム)
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