そんな中、「禁酒がもたらす健康効果:お酒をやめて30日間で起きる9つのこと」というレポートがありましたのでご紹介。
お酒をやめて30日以内に起こること
1. 肝臓内の脂肪が15%減少
2. 食事の量が減少
3. 仕事の効率が上昇
4. ぐっすり眠れる
5. 甘いものが欲しくなる
6. 癌のリスクが低下
7. 体重が2%減
8. 肌が健康に
9. 飲酒習慣が大きく変わる
(「カラパイア >「禁酒がもたらす健康効果:お酒をやめて30日間で起きる9つのこと」」より。)
リンク先では「健康へのメリット」として紹介されていますが、「5. 甘いものが欲しくなる」はメリットですかね……?
それはさておき、これらは【肉体的な変化】【体内アルコールの影響】【慣習の変化】に分ける事ができると思います。
【肉体的な変化】
1. 肝臓内の脂肪が15%減少
7. 体重が2%減
8. 肌が健康に
【体内アルコールの影響】
3. 仕事の効率が上昇
4. ぐっすり眠れる
【慣習の変化】
2. 食事の量が減少
5. 甘いものが欲しくなる
9. 飲酒習慣が大きく変わる
項目別に検証してみましょう。
※【慣習の変化】については、個人差が大きすぎそうなので今回は割愛します。ボク的にはピンと来るものがありませんでしたし。
【肉体的な変化】
まず、【肉体的な変化】で気になるのは「肝臓内の脂肪」。
アルコールが原因の脂肪肝を『アルコール性脂肪肝』といいます。毎日3合以上の日本酒を飲む人の多くに脂肪肝が認められます。個人差はありますが、これはビールで大ビン3本以上、ウイスキ一ならダブル3~4杯以上に匹敵します。元来からだの中に入ったアルコールのほとんどは肝臓で解毒され、体の外へ排出されています。この解毒の過程で、また肝臓の働きに異常が生じることにより、肝臓中に脂肪が増えてたまっていきます。(「天野クリニック>脂肪肝の基礎知識」より。)
ビール大瓶は633mlですので、3本だと1899ml。
1日3パイント(米473ml/英568ml)くらいですから、「平日の夜にちょっと1軒」として飲むには十分な量にも感じますがいかがでしょう?
なんだ、思ったより気にしなくてよかったw
「7. 体重が2%減」は、被験者10名の実験の平均とのことですが、体重60kgの2%は1.2kg。期間が30日ですから誤差の範囲内にも感じます。
実験の緊張感もあるでしょうし、外食を伴う交遊の機会の減少があったかもしれません。
「8. 肌が健康に」の理由として「アルコールは脱水症状を引き起こす。」とありますが、びーるには利尿作用があるというのは定説ですし、これは納得ですね。
【体内アルコールの影響】
「4. ぐっすり眠れる」については、「寝酒」という反論もあるかと思います。
確かに寝酒には、精神の不安を解消する要素と、睡眠導入の要素があるとは思います。
ですが、「睡眠の質」は悪くなるようです。
深酒の際に、夜中に何度も目覚める事はありませんか?
アルコールは肝臓で分解されますが、2〜3時間後にアセトアルデヒドを生成。この物質が交感神経を刺激し、夜中に目覚めを誘発する、という現象が起こっているそうです。
アルコール飲むと癌になりやすいの?
これまでの大別からひとつだけ外していた「6. 癌のリスクが低下」。
コメントとして「アルコールは、口内、肝臓、乳房、結腸、直腸における癌のリスクを上げる。」とありましたので、少しだけネット検索してみましたが、これらに直結しそうな結論を見出す事はできませんでした。
「タバコとアルコールを常用すると肺がんに成りやすい」みたいな記事はあるのですが、アルコール単体のリスク記事はなかなか……。
遺伝などもありますし、単純なアンケートや追跡調査だけでは見つけ出しにくい切り口なのかもしれません。
生涯飲み続けるために節酒しましょう。
禁酒や断酒などと言ってしまうだけで「どこか悪いの?病気?」と言われがちな生活空間にいますが、生涯「健康的に飲み続ける」ことは、最低限の目標ですので、自分なりの適量は意識しておきたいところです。
日本語で言うところの「節酒」ですね。
健康な状態でないと楽しく飲めませんし、味覚も落ちているような気がします。
美味しいびーるをより美味しく飲むためにも、健康に配慮したいものですね。
【蛇足】「ちゃーりーさんは毎日飲みますよね?どれくらい飲むんですか?」と聞かれますが、日数で言えば週3〜4日は休肝日。
量的には、イベントなどではそこそこ飲みますが、通常ひとりで飲みに行く時には、ハーフ2〜3杯か、1〜2パイント。家では350ml缶1〜2本てとこですょ。
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