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Kirin Beer「SPRING VALLEY BREWERY Willy」(キリンビール「スプリングバレー ウイリー」)〔瓶〕[2014.10.29]

【1st review in twitter】モルトの綿あめのような甘い香り。ピリッと電流が走るようなシャープな刺激が過ぎるとふんわりとした麦の苦味と甘さが喉越しまで広がる。全体的には苦味は薄く甘い印象で気軽に飲めそう。

【追記】キリンさんのスプリングバレープロジェクトの第2弾ですね。

感想にある「ピリッとした刺激」は炭酸によるもので、時間経過によってどんどん弱まって行きました。慣れもあるんでしょうけど。
その状態になると、ふんわりとした口当たりにも感じられましたが、本当の狙いがどっちなのか、飲んだ段階では判断できませんでしたね。

ピルスナーということで、もっとムギムギしい感じとか、シャープでキレある感じを期待していたのですが、あまり個性の強いものではありませんでした。
いわゆるライトラガーに近い路線なのかなー?
真夏に喉を鳴らしてゴクゴクってイメージでもなかった気がしますが。


さて、公式ホームページでは、

第2弾として鎌田敏裕がつくるのは「Willy」というピルスナースタイルのビール。これは来春「Copeland※」という名前で登場するビールのプロトタイプ品(試作品)です。 
ピルスナーは日本のみならず世界中で広く愛されているスタイルですが、
決して平凡で「無難」なビールではありません。
ビールのスタイルの王道であるがゆえの奥深さを持ったビールだと私は思います。
だからこそ、一杯目にはもちろん、他のビールを楽しんだ後にもまた無性に飲みたくなる。
そんな「立ち返る場所となるビール」を目指しています。 
縁あって、このビールの開発を担当することになったのは、
昨年ドイツ留学から帰ってきた直後のことでした。
留学時にはヨーロッパ各地の様々なスタイルのビールを飲み歩きましたが、
その中でも震えるほどうまかったのは、ドイツとチェコのとあるブルワリーのピルスナー。
これがまさに、ビールの「高み」だと実感しました。
同時に、いつかこの「高み」をさらに超えるピルスナーを造りたいという想いを強く持つようになりました。 
「Copeland」の開発では、上質な苦味と麦芽の甘味で、飲み進むほどに味わい深くなる、絶妙な個性をもった味覚にこだわりました。
これからさらに追求したいのは、1杯でしっかりとした満足感があり、
でもまた飲みたくなってしまうような苦味と甘味そして香りの最適なバランスです。
みなさんのご感想を参考に、新次元のピルスナーを完成させます。
(「公式>SPRING VALLEY BREWERY 第2弾商品『Willy』(プロトタイプ品)予約特設ページ」より。)


やっぱ「苦味と甘味そして香りの最適なバランス」なんですね。
狙っているラインが、個性ではなく、大衆受けだとすれば、このびーるは成功かもしれません。

バランスはありましたし、まずくは無かった。
でも、あまり印象に残る部分もなかった。

第一弾の496でも感じましたが、毎日食卓に上る「デイリービール」な方向性なのでしょうかね。



【公式ホームページ】
キリンビール
DRINXトップ SPRING VALLEY BREWERY 第2弾商品『Willy』(プロトタイプ品)予約特設ページ


【蛇足】改めて「SPRING VALLEY BREWERY」とは何か、を検索してみました。

当ブランドでは、キリンビールの伝統と最先端の醸造技術により、自然と共存したイノベーティブなクラフトビールづくりに挑戦します。「ビール通を唸らせ、ビールが苦手な人もはじめての出会いに感動するビール」をコンセプトに、上質な苦味と、甘味、酸味、香り、コクの究極のバランスを実現した、新次元のクラフトビールを多彩なラインアップで提案していきます。(「公式> 「SPRING VALLEY BREWERY(スプリングバレーブルワリー)」プロジェクト始動 ~ワクワクするビールの未来をお客様とともに創造する~」より。)

 「究極のバランスを実現した、新次元のクラフトビール」期待したいところです。

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