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「3月の連休はどーするの?やっぱスノーモンキー?」

なーんてビアマニアのテンプレトークを横目に、神戸空港へ降り立った3月21日。
こんにちは。捻くれモンです。

空港隣接でアクセスも簡単。


始発の電車というのはなかなかハードル高いですが、空港直通のリムジンバスに飛び乗ったらそこはもう羽田空港。
ネット予約してれば端末にカード差し込むだけで搭乗手続きも完了。
羽田発7:10の飛行機に乗り込み、ちょっと寝てればあっという間に関西に着いてるとか便利な時代ですね。

ふつーに安い。機内メニュー。


今回の関西旅行は、自分の意志として入るのは初めて。
日中に知り合いとちょっとだけ会う、というミッション以外はホテルと帰りの飛行機以外は全くのノープランの旅行でした。



関西の交通機関乗り放題チケット。スルッとKANSAIさん。
JR使えないの知らんくて改札でまごまごしたなの(´・ω・`)



10時前には神戸空港に降りていたので、その足で向かうは伊丹の「白雪ブルワリービレッジ 長寿蔵 (ちょうじゅくら)」さん。


ベルギーカラー。

ちょーいい天気。肌寒かったけど。



大きな地図で見る


駅から10分くらい歩くんですが、趣のある商店街やらを抜けたりするので道中も結構楽しめました。
営業時間が11時30分からなのに11時くらいに着いてしまって、思わぬお散歩タイムができたことも付け加えておきます。

レストラン隣接の売店コーナーではベルギービールを中心とした世界のびーるを買うこともできますので、そちらで時間を潰すのも可能です。

また、レストランの上の階には「白雪歴史館」とでもいいましょうか、醸造の歴史展示品コーナーなどもあります。(開館時間については不明ですが。)


杉玉の階段を昇ると


お酒の歴史館。



お酒関連の展示物に加え、ミニ図書館風の読書コーナーもあり、お酒好きな人が時間を潰すには持て余すかもしれませんね。



さてさて、お昼時ということもあり、お待ちかねのレストランタイム!

飲み比べセット。

ムール貝。

幸民麦酒(こうみんばくしゅ)。



白雪酒造さんは、1988年にヒューガルデンの日本国内取り扱いを初めたそうで、びーる関連はベルギーに影響を受けているようですね。



そいえば、看板もベルギー国旗のカラーリングですし、代表的な銘柄のスノーブロンシュもベルジャンホワイトですね。

そして、幸民麦酒
日本のびーる歴を辿ると祖として登場するのが蘭学者・川本幸民さん。


川本幸民は、幕末の1853年、ペリーが浦賀に来航した際、英語の通訳として黒船に乗り込み、艦上でビールを振舞われその味に魅せられました。
また蒸気船など、西洋の進んだ文化に恐れ慄き、意気消沈していた当時の日本人に、自分たち日本人にも同じものを造ることが出来る、という事を証明してみせるため、あえて西洋技術に挑戦し、自宅にカマドを作ってビールを醸造したと言われています。
幸民の偉大な業績を記した数少ない資料が「化学新書」です。
幸民麦酒は、この貴重な文献を基に当時の原材料や仕込道具を研究し、忠実に再現しました。1800年ごろから蘭学者たちは、オランダ正月と称して酒宴を開き、ワインやビールなどの洋酒を飲んでいました。その様子が「芝蘭堂新元会図」(しらんどうしんげんかいず)に描かれています。
幸民はこういった酒宴などで洋酒を手に入れ、瓶底に沈殿した酵母を使って発酵を試みたかもしれません。しかし、酵母が生きていた可能性は低く、発酵させるに至らなかったと考えられます。そのため、酵母は清酒酵母で代用し、醸造した可能性が高いのです。
この様なことから、“幕末のビール復刻版 幸民麦酒“も清酒酵母を併用していま す。(「長寿蔵ネットショップ>KONISHIビール 幕末のビール復刻版 幸民麦酒330ml瓶詰」より。)


という「日本最古のびーる」とも呼べる逸品。



ボトルでも買えますが、現地に赴いた時には飲んでみるのもまた浪漫かと思います。



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