【1st review in twitter】黒く濃ゆくどことなくカカオや赤ワインのタンニンっぽい香り。焦げよりも葡萄の皮のような苦渋い味わい。枯れた雰囲気ながら華やかな印象もあり古書を開くように味わえる一杯。
【追記】なんとも不思議と赤ワインを連想させる一杯でした。
「古書」っぽいイメージは、過去のBelhavenさんの瓶びーるからも感じていたので、「Belhavenっぽさ・特徴」なのだと思いますが、このブドウっぽさは一体……。(モルトか酵母か)
飲む前はもう少しロースト感バリバリのこってりした味を想像していましたが、あくまでも(ボクが思う)正統的なイングリッシュスタイルのペールエールの枠内に収まったまま。
焦げ感は間違いなくあるんですが、スパイス程度とゆーか、クリームソーダのさくらんぼのような?
さて、公式ホームページでは、
It may have come from a right old recipe but Wee Heavy fits the bill today as much as it ever has. It is a classic Scottish heavy but has a lightness of flavour and a great reddish colour in the glass. Cracking stuff if we do say so ourselves.
(「公式>Wee Heavy」より。)
それは右の古いレシピから来ているかもしれませんが、ウィーヘビーは同じくらい、それが今まで持っているとして、今日法案に適合します。これは、古典的なスコットランドの重いですが、味の軽さとガラスの大きな赤みがかった色をしています。ものをクラックすることは、我々は自分自身そう言うならば。
[Google翻訳]
うーむ。
解説を読む限り、「classic Scottish heavy」とか「great reddish colour」とか。
言ってみれば「Scottish Heavy Red Ale」みたいなことなのでしょうか?
そしてラベルにある「90/-」。そして「Wee Heavy」という名前。
気になって調べると、こんな投稿を見つけました。
シリング・システム
おさらい的な情報ですが、「シリング」とは、16世紀頃(1547年)に発祥したイギリスの通貨単位です(1971年、10進法採用により廃止)。スコットランドの醸造所がビールの名称に転用したのは、19世紀のこと。ビール1バレルの値段(グロス)が使用される麦芽の初期比重に応じて決まったことに由来し、その背景に初期比重によって課税額が決定される酒税システムがあります。60/-、70/-、80/-、90/-という具合に段々アルコール度数が高く、味も濃くなります。
大雑把に言えば、60/-はイギリスでいう「マイルド」、70/-は「オーディナリー・ビター~ペールエール」、80/-は「ベストビター(プレミアムビター)」、90/-は「ストロングエール」程度の強さに該当します。ガイドライン的には、スコティッシュ・エールは3段階に区分され、「ライト(ABV 2.8~3.5%)」、「ヘビー(ABV 3.5~4.0%)」、「エクスポート(ABV 4.1~4.5%)」と分類され、例外もありますが、大よそ、60/-、70/-、80/-が対応しています。
90/-はガイドラインに収まらない強さで、このスタイルは「ウィー・ヘヴィー(Wee Heavy)」などとよく呼ばれます。場合によっては、スコッチエールとほぼ同義に扱われることもありますが、「シリング・システムはカスクビールにのみ適応すべきであって、ケグビールに適応すべきものではない」とCAMRAは主張しています。
(「★ brillat savarin の 麦酒天国 ★>No.470_Caledonian 80/-(Caledonian 80 Shilling)」より。)
はー。
こーゆーシステムもあったんですね。勉強になります。
いずれ、古風なイングランドに思いを馳せるにはいいキッカケとなれるびーるではないでしょうか。
Abv 6.5%(※ラベル記載は7.4%)
【公式ホームページ】Belhaven Brewery
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