ヤッホーブルーイングさんの「大人の醸造見学ツアー」に行ってきました。
前日の「地ビールフェスト甲府」から、知り合いの鉄っちゃんも一瞬考えちゃうコースで、まさかのハシゴ。
甲府での飲み過ぎで起きれるか心配でしたが、きちんと目を覚まし綱渡りのスケジュールをこなしました。
朝の甲府駅。地ビールフェストの会場は写真左手。
小海線萌え。
日本の車窓から。
地図で見た通り少し丘まった立地のヤッホーブルーイングさん。
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時間ギリギリながら駅からタクシーで無事到着。(駅から10分くらいで運賃は2000円くらい。)
タクシーの支払いでマゴマゴしてる最中から、玄関先では社員の方が完全にウェルカム状態で待機。
時計を見ると1分前だしw
そんな状況で工場外観の撮影をする度胸も時間もなく、招かれるまま玄関をくぐります。
玄関に足を踏み入れるとすぐに白長靴へ履き替えタイム。
もうすでに工場見学が始まっちゃってるんだ…と軽く自責。
そこからもひとつ扉をくぐると、目に飛び込んでくるのはタップの並んだバーカウンター。
「駆けつけ一杯ですかね?」と心の内は下心満載でしたが、そんな段取りは無いらしく、まずは会費の前払いと手荷物を預かってもらったり。(そもそも受付まだなのに何言ってんだ。)
受付も済ませ一息つく暇もなく早速ツアー開始。
この時点で現地集合の友達とロクに挨拶もできないくらい。(注:自業自得です)
ガイド役の社員さんにも「こんな濃密なツアーがしたかった」と言わしめた至れり尽くせりのツアーとなりました。
さて、そんなこんなでツアーの開幕。
ツアーナビゲートの社員さんの自己紹介が一通り終わった刹那「通常はこんなことはしないんですが…」と、小さいカップながら振る舞いびーるが!
え?そんな物欲しそうな顔してました??
まあ、例の「びーるのみT。」着てたからですかね?
軽くヒトクチ飲みながら、まずは簡単な醸造講座からスタート。
「びーるって何からできてるの?」「4大原材料は?」「醸造行程は?」などなど、工場見学では定番な質問からのスタート。
本物のモルト(麦芽)やホップなどを嗅いだり食べたりしながら「びーるとはなんぞや?」の知識を深めていきます。
モルトやホップ。
「浅間山の複流水はエールに合う硬水なんですよ〜」
工場見学の大まかな流れは、大体どこでもほぼ同じなんですが、何度聞いても新しい発見がありますね。
そして、今回のは人数が少ないのも手伝ってか、すごく懇切丁寧な印象でした。
バーカウンターがあった玄関ホールから扉をひとつくぐると隣の部屋はすぐにタンクが!
いやー、テンション上がりますね!機械萌えですね!!漢の浪漫ですね!!ドリルはないのか?!(ありません)
10kL(2000ケース分)とか。
ここでは調度マッシング(モルトを煮たりする行程)が行われており、釜の中を覗いたり、麦汁を飲んだり。何度飲んでも麦汁は甘ウマです。
そーいや黒びーるの麦汁って飲んだこと無いなー(チラッ
麦汁の飲み比べもしてみたいなー(チラッチラッ
ばくじゅう。
かまのなか。
おんどかんり。
更に進むと、ボク史上今回初では?というイベントに巡り会いました。
それは「貯蔵庫の見学」。これって結構飛ばされるんですよね。解説だけだったり。
酵母の関係で変な菌を持ち込ませないとか、温度管理がめんどくなるとか、職人の聖地に足を踏み入れるなとか色んな要因は想像できますが、この施設はなかなかの景観でしたね。この写真だとスケール感が出てないのが残念ですが。
ここがまたひんやりした部屋でして、巨大な冷蔵庫って感じでした。
更に進むと冷却装置の部屋。
でかすぎてカメラに納まりきれなかったけど、右側にはこれの3倍以上の長さ。
ぐるっと回ると最後は保管庫。
この缶の存在感は現場で見ると、何か絶望的な気分になりますね。
巨大な構造物って感じで。
1ブロック約6783本(?)とか。
てな感じで、まさに隅から隅まで見学できました。
あえて省略した部分もありますが、実際に参加された方だけのお楽しみ、ってことで。
あと、ここまできたらオフィスも見学したいな、なんて思ったのは秘密です。
30〜40分ほどで工場内を一周した後は、最初の玄関ホールバーカウンターに戻り丁寧な解説付きの「よなよなビール10種類の飲み比べ」タイム!
小さめの味見カップながら5種類くらい飲み進むと結構酔っぱらいますね。
ツアーも終わると、最後はアンケートとお土産購入の時間。
通販や、軽井沢でしか売ってない商品もあり、思わず買ってしまいます…。
配送サービスもありますが、帰りの電車のこともあるんで手荷物にしてしまったのがボクです。次回はクーラーボックスをだな…。
今回は人数も少なく、終始質疑応答も必要以上にアットホームでした。
たぶん定員の20人から揃っていたら、ツアー全体がもっと社交辞令的な固さが出るんじゃないかな?とは思います。
工場見学というと、手慣れたガイドさんがシナリオ通りに進めて行くイメージがありますが、ヤッホーブルーイングさんの「大人の醸造見学ツアー」はいい意味で素人っぽくアドリブ満載で楽しかったです。
社員さん同士を愛称(アダ名)で呼び合う社風だそうで、その辺のカジュアルさもあったからでしょうね。
まあ、そこはボクも普段からアダ名だからってのもあるでしょうけど。親近感?w
ガイドさんがシナリオ通りに進めようとすると、なんか変な気を遣っちゃって空気読まない質問するのがはばかられることあるんですよね。
今回はそんなこともなく、変な質問ぶつけてしまったことをここでお詫びします><。
あ、あと「工場見学の後は直送のびーるで乾杯だぜ〜」って気分になりがちですが、ヤッホーブルーングさんの工場敷地内には、レストランやパブは併設されていないのでご注意くださいね。(2013.7.28現在)
紳士淑女の皆様は華麗にスマートにタクシー乗っちゃっうのがいいと思います。
…普段はバーカウンターで飲めたりするんですかね?商談に使うのかな?
ボクたちは軽井沢に降り立って蕎麦とびーるで打ち上げましたけど。びーるは主に帰りの電車でね。
【公式ホームページ】
■ヤッホーブルーイング
■「大人の醸造見学ツアー」
【おまけ】
待ち受け画面にしようと撮影したけど斜めってた…orz。
よなよなエール
水曜日のネコ
軽井沢オーガニックビール(レアですね)
special thanks:Jun, Yataro, Terasheena, Moca, Krillin