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ウェラワン株式会社「クラフトエールスター」(Walawang「Craft Ale Star」)〔缶〕[2016.11.19]

【1st review in twitter】百合などの花粉のような粉っぽさと淡く赤ワインのような酸味ある香り。干しぶどうのようなギュッとした濃厚な麦の深いエキス。華やかなぶどうのような酸味が届いたかと思うと山を下るように一気にブランデーのような濃厚な味とアルコール感が訪れる。

【追記】香りは微弱でしたが、最初に感じたのはなぜか、どことなくヴァイツェンやウイートエールを思わせるような小麦のようなふわっとした雰囲気と酸味。
実際には小麦を使っていないと思うので、香りの元はなめらかな泡のニュアンスなんだと思います。

じっくりと酸味の元をさぐると、見えてきたのが赤ワインっぽさ。
バーレイワインである、という前情報があったので、ようやく感じ取れた(?)部分は否めませんが。

味わいの深さも12%という度数と相まって、より強烈なものに。

赤ぶどうと書きましたが、濃厚さに熟成感があり、新鮮で甘みのあるぶどうではなく、干しぶどうや赤ワインのような「渋み」みたいなものが痛烈でした。


さて、公式ホームページでは、

商品説明
◆12%アルコールなので、1缶で一般的な5%ビール2.5缶分!!
◆香り高く、豊かなコクの、贅沢なビールです。
ワインを飲むようにじっくりと「香り」と「コク」を楽しんでください
◆世界ではアルコール10%以上のビールを「EXTRA STRONG BEER」(エクストラ ストロングビール)と呼んでいます。
◆日本酒やワインと同様に、食中酒に適したクラフトビールです。
清酒(rice wine)14〜15%, ワイン(grape wine)14%のように、食中酒はアルコール度数12〜15%です。だから、高アルコールビールは欧米では大麦ワイン (barley wine・バーレイワイン)と呼ばれています。
◆上面発酵酵母を使用しているので、フルーティな甘い香りと、まろやかなコクのある味わいが特徴です。
◆スピリッツやアルコールは無添加、着色料・香料も無添加
◆苦味 BU=15
◆色 ブラウン
贅沢に通常の3倍も使っている麦芽由来の色です
原産国:カンボジア
(「公式>Yahoo!ショッピング クラフトエールスター6缶セット BeerFes(ビアフェス)横浜2016 神奈川県知事賞受賞! クラフトビール バーレイワイン 高級ビール」より。)

んー。ちょっと解説に「?」な部分が見受けられますので、ちょっと補足しておきましょうか。

◆世界ではアルコール10%以上のビールを「EXTRA STRONG BEER」(エクストラ ストロングビール)と呼んでいます。
というのも、ある意味正解と言えるかもですが、バーレーワインの説明では無いですね。

◆日本酒やワインと同様に、食中酒に適したクラフトビールです。
清酒(rice wine)14〜15%, ワイン(grape wine)14%のように、食中酒はアルコール度数12〜15%です。だから、高アルコールビールは欧米では大麦ワイン (barley wine・バーレイワイン)と呼ばれています。

こちらも、食中酒=バーレーワインみたいな書かれ方をされていますが……。

81.バーレイワイン・スタイル・エール
 A.サブカテゴリー:イングリッシュスタイル・バーレイワイン・エール
 イングリッシュスタイル・バーレイワインはフルボディで、麦芽の甘味が強く、トーニイ・カッパー(黄褐色ぎみの銅色)からダーク・ブラウンまでの範囲の色合いを持つ。フーゼル・アルコールを含む強いアルコール・フレーバーとフルーティーなエステル香が複雑に絡み合い、それらがローないしミディアム・レベルの苦味とバランスよく調和していることが求められる。ホップのフレーバーとアロマについては、微少なレベルからミディアムまでの範囲。伝統的には英国品種のホップが使われるが、必ずしもその必要はない。ダイアセチルは、微少であれば許される。カラメル風味や酸化を示すキャラクター(シェリーのようなフレーバー)は、肯定的に評価すべきである。低温白濁は可。
初期比重(プラート度):1.085− 1.120(21.4− 28)
最終比重(プラート度):1.024− 1.28(6− 7)
アルコール度数:8.4− 12% ABV
ビタネス・ユニット:40− 60 IBU
色度数:14− 22 SRM(28− 44 EBC) 
 B.サブカテゴリー:アメリカンスタイル・バーレイワイン・エール
 アメリカンスタイル・バーレイワインはフルボディで、麦芽の甘味が強く、アンバーから濃い赤銅色までの範囲の色合いを持つ。フーゼル・アルコールを含む強いアルコール・フレーバーとフルーティーなエステル香が複雑に絡み合い、それらが強烈な苦味とバランスよく調和していることが求められる。ホップのフレーバーとアロマについては、ミディアムから非常にストロングなレベルまで。一般的にアメリカ品種のホップが用いられるが、必ずしもその必要はない。ダイアセチルは、微少であれば許される。カラメルおよびタッフィー・キャンデーに似た風味は、アメリカンスタイル・バーレイワインの特徴をつくるうえで欠かせない。酸化を示すキャラクター(シェリーのようなフレーバー)は、アメリカンスタイルにおいては許されない。しかし、エイジングによってもたらされる低レベルの酸化があったとしても、他のフレーバーと調和しているならば、好意的に解釈してよいだろう。低温白濁は可。
初期比重(プラート度):1.090− 1.120(21.5− 28)
最終比重(プラート度):1.024− 1.028(6− 7)
アルコール度数:8.4− 12% ABV
ビタネス・ユニット:60− 100 IBU
色度数:11− 22 SRM(22− 44 EBC)
(「ビアスタイル・ガイドライン 1208」より。)


巷で言われているのは「大麦(バーレイ)を基本原料として、ワインなどの樽で長期熟成させたハイアルコールのびーる」みたいな感じかと思いますが、ビアスタイル・ガイドラインではその辺に触れていないんですね。

また、このびーるの特筆すべきはお値段。

※クラフトエールスターは言わば「大麦で造ったワイン」であり、ブドウを原料とする通常のワインよりも、むしろ手間がかかっております。 本来なら1缶700〜800円の販売価格になるところですが今回は「大麦ワイン」を初めて飲まれる方のために特別提供価格350円にて販売させていただきます。

半額以下ですが、大丈夫なんでしょうかね?
飲んだ感じ、お値段以上なお味だと思いました。

バーレイワインはその高いアルコール度数や、希少性、そして多くが大瓶で流通されているなど、飲む機会が少ないビアスタイルかと思いますので、350mlでお値段もお手頃ですし「バーレイワインって何なの?」って方にはうってつけのびーるかもしれませんね。






【公式ホームページ】
ホップスター・ウェラワン(Yahoo!ショッピング)
ホップスター・ウェラワン(楽天市場)

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