【1st review in twitter】一瞬サワーやゴーゼを連想させる甘い酸味ある白ワインや梅の香り。口を含んだ瞬間は爽やかだが喉に届くまでの間に梅の味わいが青梅から梅酒のような深い味わいにグネグネと変化。梅酒のような甘い濃厚さとセゾンと白ワインの爽やかさ。ヨーグルトのような後味も爽やかだが9%。
【追記】香りを嗅いだ瞬間「あれ?酸っぱい??」と思いました。
セゾンと聞いていたので、期待の爽やかさではあったのですが、「少し酸味が強すぎ?痛んでない?」と過ぎったのを謝罪します。
味わいはするっと軽快……ではあるんですが、飲み口の爽快感から一転、青梅の若く青渋いような感覚から、濃く味付けされたハチミツ梅酒(古酒)みたいな濃厚な味わいが顔を出してきます。
それでいて後味は乳酸菌を思わせる爽やかさ。
なんとも不思議な一杯でした。
さて、公式ホームページでは、
コエドブルワリーは、アメリカ、カリフォルニア・サンディエゴのStone Brewing、ニュージーランド・ウェリントンGarage
Projectという2つの醸造所とのコラボレーションビール「梅雨セゾン」を2016年7月25日より発売いたします。2つのブルワリーの醸造家が、2015年6月17日にCOEDOブルワリーの醸造所を訪問し、製造をスタートしました。醸造家たちとの対話の中で、日本からは6月の季節の旬の「青梅」と「赤紫蘇」、ニュージーランドからは柑橘香の爽やかなMotuekaホップ、アメリカからはバナナを思わせる芳香が特徴のJarryloホップ、それらを、それぞれが持ち寄り、夏にふさわしい、セゾンスタイル*のビールを仕込みました。アメリカ市場向けに作られたこのビールを、この度、日本とニュージーランドでも少量限定リリースする運びとなりました。青梅は埼玉が誇る梅林、越生の山口農園から直送し、梅酒の製法のように氷砂糖でエキス分を抽出し副原料として使用しています。出来上がったビールはニュージーランドのシャルドネワインの醸造に使用されていた樽の中でゆっくりと冷蔵熟成。ビールの製法だけでは果たせない、白ぶどうの香りと樽香を身にまとった仕上がりになりました。黄金色の液体に、梅の爽やかな香りと柑橘と南国果実のホップ香のトップノート、樽由来の白ぶどうとウッディなブーケ、セゾン酵母ならではのスパイシーで大地の恵みを感じることができる絶妙なバランスです。よく冷やしてゆっくりご堪能ください。
(「公式>カリフォルニア・サンディエゴのStone Brewing ニュージーランド・ウェリントンのGarage Project コラボレーションビール 梅雨セゾン Tsuyu Saison 2016年8月8日少量限定リリース」より。)
ちょっとどこからどう突っ込んでいいか迷うほどの厚みある解説と製法ですね。
てか、本当に青梅使ってるんだ……(驚)
というのもこのびーる、なんと白ワインの樽で熟成されたそうなんです。
そして
「出来上がったビールはニュージーランドのシャルドネワインの醸造に使用されていた樽の中でゆっくりと冷蔵熟成。ビールの製法だけでは果たせない、白ぶどうの香りと樽香を身にまとった仕上がりになりました。」
の部分。
実はこれを飲みながらコエドの代表取締役社長である朝霧さんの解説を聞かせていただいていたのですが、この樽はニュージーランドから、シャルドネの空樽だけ取り寄せたのだそうで、「空気を輸入しているよう(笑)」とおっしゃっていました。
■スタイル バレルエイジ・セゾン
■仕様 アルコール度数:9.0% 色:黄金色EBC 8
■容量 10Lタル ※今回はタル製品のみとなり、飲食店様での提供となります。
■使用原料 モルト:麦芽、梅、ホップ、赤紫蘇
ホップ: Motueka, Jarrylo
イースト:Saison Yeast
■輸送・保管条件 冷蔵商品
■発売予定日:2016年8月8日
コラボレーションの様子はムービーでご覧いただくことができます。 https://www.youtube.com/watch?v=kr55SrToBwQ
「※今回はタル製品のみ」とありますが、海外バージョンは瓶(?)のラベルがあり、こちらのアートワーク(←クリックで画像リンクへ)はニュージーランドのアーチストさんが日本の梅雨をイメージして描かれたそうで、こちらも朝霧さんもお気に入りの様子でした。
全体の醸造量も(うろ覚えですが)20樽前後らしく、今回の仕込みの希少性が見て取れます。(ちなみにニュージーランド分は20Lだけだったとか……)
今回飲めたのはラッキーだったかもしれないですね。
出来が良かったので、今後も仕込んで行きたいという抱負も語られていたので、次回以降の仕込みも楽しみです。
【公式ホームページ】COEDO
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