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田沢湖ビール「ケルシュ」(Tazawako Beer「Kölsch」)[2014.04.28]

【1st review in twitter】モルトのしっかりした味わいながらスッキリとした後味。少しだけフルーティな甘みも?ブラインドだったらピルスナーと答えるかもしれない。


【追記】田沢湖ビールさんにお邪魔した時に飲んだびーるですね。

感想にもありますが、麦っぽい印象でしたね。
ボクの中でケルシュというと「小麦っぽいフルーティな滑らかさ」に期待してしまうところがありますので、ちょっと意外な印象でした。


さて、公式ホームページでは、
ほのかに果実の香りがし、すっきりとして飲みやすく、優しい味が特徴のビールである事から、ビールがあまり得意じゃない方にも人気なのが、このケルシュというスタイルのビールです。
 色は明るい黄金色。とは言ってもみなさんが飲みなれているピルスナーのように透明ではありませんこれは、上面醗酵ビールの特徴でもあるオリが混じっていることから、少し濁ったビールになるためです。
 また、発泡性もさほど強くない事から、お腹が一杯になることやゲップが出ると言う事も少ないため、ついつい飲みすぎてしまうビールという事も言えるでしょう。
 ですから、ピルスナーのように喉越しではなくて、ビールの味自体をじっくりと楽しむビールという事になります。
 お喋りをしながらゆっくりと飲むには最高のビールです。(「公式>ケルシュ」より。)

なるほど。
確かに感想に近い説明なので納得したんですが…ちょっと改めてケルシュの定義を追ってみると、

48.ジャーマンスタイル・ケルシュ/ケルンスタイル・ケルシュ
 ケルシュは、高温発酵・低温熟成によってつくられるビールである(ジャーマン・エールもしくはアルトスタイル・ビールに属する)。色合いはゴールドないし麦わら色。味わいはいくぶんドライで、ほのかな甘味がもたらすやわらかな口当たりに加え、みずみずしい飲み口を兼ね備えている。きめこまかな泡立ちとしっかりとしたヘッドリテンション(泡持ち)が望まれる。軽いフルーツ香が感じられてもよいが、このスタイルに必須の条件ではない。麦芽のカラメル香が感じられるのは好ましくない。ボディはライトないしミディアム・ライト。ホップのフレーバーとアロマは弱く、ホップの苦味はミディアム・レベルに抑える。原料に小麦を混ぜてもよい。発酵にはエール酵母が使われるが、ボトルコンディションや最終のコールド(冷温)コンディショニングの際にラガー酵母を投入することもできる。フルーティーなエステル香がある場合は、最小限に抑えること。低温白濁は許されない。
初期比重(プラート度):1.042− 1.048(10.5− 12)
最終比重(プラート度):1.006− 1.010(1.5− 2.5)
アルコール度数:4.8− 5.3% ABV
(「ビアスタイル・ガイドライン 1208 - 日本地ビール協会」pdfより。)


結構定義が曖昧なんですねー。
特に、

「軽いフルーツ香が感じられてもよいが、このスタイルに必須の条件ではない。」
「原料に小麦を混ぜてもよい。」

…は、ボクの中のケルシュ像を一変しなきゃならない衝撃の事実かもしれません。


また、「ケルシュ地方以外のはケルシュとは呼べない」みたいなのもあるので、「ケルシュ風と表記すべき」てなご意見もあるでしょうね。

細分化するなら小麦を加えたものは「ウィート・ケルシュ」みたいなもんなんでしょうかね?


小麦寄りのイメージがあったので、肩すかし感はありましたが、びーるはとても美味しいものでした。


【公式ホームページ】田沢湖ビール


【この他の感想】田沢湖ビール[2014.04.28]《東北GWロード(3)》

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