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お盆休みが過ぎた翌週末、8月24日(土)。
毎年恒例行事「全国地ビールフェスティバルin一関2014」に行ってきました。

「何故この時期、お盆休み明けの開催なのか?」といえば、「お盆中の一関は帰省者でにぎわうが、翌週のこの時期は急に町中が寂しくなるので誰か来て欲しい…。」という願いがあるとかないとか。

駅前の看板。


このイベントは、2014年で17回目。
つまり、今年で17年目?…ってことは、1997年からになるんでしょうか…地ビールを作り始めていいと法改正された、いわゆる「地ビール解禁」が1994年ですから、ちょっとすごい歴史ですね…。

ボクはといえば、一関から数駅ほどに地元がありまして、記憶が定かではありませんが10回弱は参加していると思います。

何故に記憶が曖昧か…といえば、びーるに今ほどの興味を持って参加していなかったからですね。(※文末【蛇足】にて追記あり。)

「地ビール・クラフトビール(=びーる)」をハッキリ意識し始めたのは、ここ数年のことですし、当時は「なんか美味いびーるが飲めるイベントがあるみたいだぜ?そんな遠くないし行ってみっぺ。」程度の認識でした。完全に近所のお祭りで出店チェックするような感覚。

なので、「醸造所・商品名、ビアスタイルを記憶しよう!」とかって考えは毛先ほどもなく、ただただ美味いびーるをチケット残量打ち尽くすまで飲んで酔っぱらって帰ってきたものです。(遠い目)

会場の「一関文化センター前広場」。
一ノ関駅前から徒歩10分程度でしょうか。


そもそも「全国地ビールフェスティバルin一関2014」とは、
国内最大級の地ビールフェス!「全国地ビールフェスティバルin一関」
地ビールの種類はおよそ200種類!
普段味わうことができない各地の地ビールを求め、全国の地ビールファンが集います。(「いち旅>全国地ビールフェスティバルin一関2014」より。)

歴史もさることながら、国内最大級の名に恥じない規模で、出店メーカーはこんな感じ。





1ブース1杯ペースでも全てを回り切るのは至難の業ですね。


ごー!ごごーっ!


さて、話は8月23日(土)の早朝に戻ります。
現在、東京在住のボクは、6時04分の新幹線に乗り込む為に東京駅にいました。
これに乗ると一ノ関駅に8時36分に到着です。

「一関駅」ではなく「一ノ関駅」なんです。一関市の駅。


まっすぐ向かうと、9時前には会場に着く計算になりますが、開宴は11時。2時間は待ちぼうけな展開です。

「だったら無理せず8時頃の新幹線で行けばいいじゃん?」って話なんですが、JR東日本の早割のチケットがここしか取れなかったんだからしゃーないんですよ…。

と、いうことで、さすがにこの時間はガラガラ。
少しだけ早入りのスタッフさんが数名いらっしゃる程度で、入場を躊躇するほどの閑散ぶりですw






嵐の前の静けさや…。


そんでもボクの前には1〜2グループの先人達もおり、大手さんの缶ビール持ち込みで0次会を始めていましたがw


トラック満載のケグさんたちが積み下ろされる様子。


席をキープしながらホゲーっと待っていると、徐々にボランティアスタッフさん、お客さんも入り始め、気がつくとあっという間に会場はすっかりお祭り騒ぎです!

22日(金)の前夜祭では雷雨に見舞われるというハプニングもあったようですが、ボクの参加した23、24の両日は快晴で熱中症が不安視されるほど。
みなさん心置きなく満喫できたのではないでしょうか?

24日14時頃。

23日18時頃その1。

23日18時頃その2。ステージイベントも。

駐車場会場は、常にこんな感じ。


去年(2013年)は、会場の「一関文化センター」が改装中とのことで、客席も縮小でしたが、今年2014年は駐車場スペースも解放され例年の約2倍のキャパシティ!
しかしながら、常時満席状態の大にぎわいイベントでした。

過去の参加経験からすると、出店ブルワリー数も増加している気がしました。
駐車場の方にもブルワリーさんのブースが連なっていましたしね。

こんな感じで。屋根付き駐車場エリアにもブース。


ひとりぶんじゃないよ?(´・ω・`)


1年ぶりの地ビールフェスティバルへの参戦でしたし、びーる(地ビール・クラフトビール)大好きになってから初参戦ということで、これまでとは少しだけ感想が違いました。

twitterにも書かせていただきましたが、




という感覚。


現状の「クラフトビールブーム」は、東京圏から、ようやく大阪などの大都市に“飛び火しつつある状態”だと思います。

いわずもがな、岩手県のびーるマニアなど比率的にも絶対数的でも少数ではないかと想像されます。(今回は単独メーカーのファンという視点は、意図的に考慮から外させていただきます。)

そんな「びーる後進地」とも言えるかもしれない土地のイベントに、多くのヘッドブルワーさんの参戦、また、このイベントの為の限定びーるを作製…などなど(比較対象とされやすい「けやき広場ビール祭り」など)他のびーるイベントにも引けを取らない戦力の投入。

…びーるにハマり、様々なイベントに参加し、ある程度の経験を経て、初めて知るこのイベントの偉大さ。様々な方面に感謝したいです。


チケットはLとMサイズあります。


会場はファミリー連れも多く「子どもやお年寄りも多い印象」(某ブース関係者談)。
これを「地方色」で片付けていいのかはわかりませんが、地域に愛されているイベントの証明かとは思います。

変に混雑せず、びーるや食事もそうそう列ができないという環境も、もしかすると県民性や地域性によるものかもしれないとも思いましたし、それが会場のいい雰囲気の源かもしれませんね。



びーる(地ビール・クラフトビール)を知らない人たちが、本物のびーるを飲んで楽しめる素敵すぎるイベント。

なんかもーね。
楽しいやら嬉しいやらありがたいやら悔しいやら様々な感情に取り憑かれながら新幹線に乗り込み東京へと転落するように帰りましたとさ。







【公式ホームページ】
全国地ビールフェスティバルin一関(twitter)




【蛇足1】個人的には早入りしたのもあって、色々なブルワーさんやお店の方達とお話させていただいたり、『ゆるびー。』の宣伝に駆け回ったり、旧友や見ず知らずの方々と乾杯したりと大満足のイベントでした。(絡んだ皆さんご迷惑もあったと思いますがありがとうございました。特にガル屋beerさん、初対面なのに引っ張り回してすみませんでしたwww)



【蛇足2】岩手に居続けたならば参加はしていただろうけど「びーるに詳しくなろう」とは思わなかったでしょうね。
それは「覚えた所で、近場で飲めないから。(知識を活かす場が無いから)」だったからかもしれません。

そーいった部分でも、岩手と言わず、何か助力できたら嬉しいなー。とも思います。

また、「びーるにおけるデザイン」も考えさせられる機会でもありました。
具体的な発言はここでは避けますが、ボクもデザイナーの端くれなので、その辺でもご協力できないかと考えはじめておりますので、必要であればご一報いただきたいと思います。

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