【1st review in twitter】アロマホップの青い香り。口に含むとより強い香りが広がる。上顎にピリッと強めの刺激とホップの苦味。しばらく香りが残るが苦味は早めに消え飲みやすい。
【2nd review in twitter】スッキリした柑橘系(みかん?)の皮ような薫り。ホップの青い薫りと軽い苦味。みかんの皮のような酸味と苦味はあるが全体的には軽くびーるとしては飲みやすい。[2014.10.07]
【追記】これを飲んで最初に思ったのは「クラフトビールっぽい味だなー」ということ。
ホップの香りや苦味がこれまでの大手さんのびーるとはひと味違うんじゃないかと。
このレベルの製品が大手さんでも一般化すれば、いち消費者としてはとても嬉しいですね。
さて、公式ホームページでは、
「これが、香りを極めたグランドキリン。醸造家たちは、“濃くて苦い味わいこそが、プレミアムビール”という常識を覆したかった。グランドキリンのアイデンティティである“一本で満足できる飲みごたえ”を守りながら、華やかでかぐわしい、かつてない香りに仕上げたい。香りを最大限に引き出す「ディップホップ」製法は踏襲しつつ、ホップには、華やかでフルーティーな香りが特徴の「ブラボーホップ」を初めて採用した。そこに小麦麦芽の滑らかな口あたりと、上面醗酵酵母由来の香り立ちが加えられた。飲みはじめの豊かな香り立ち、ひと口飲んだあとの深い戻り香、そして柔らかくつづく余韻。まるで香りが音を奏でるように、味わいに彩りを与えています。醸造家の飽くなき情熱が、試行錯誤の末にたどり着いた自信作。満ち足りる一本・グランドキリンから、香り満ち溢れる一本の誕生です。」(「公式>ジ・アロマについて」より。)
「プレミアムビール=濃くて苦い」ってゆー定義がある…みたいにも読めますがどうなんでしょうね?
はて?「ディップホップ」製法?
こちらも初耳です。
「※「ディップホップ」製法とは、ひと手間かけたホップを発酵中に漬け込み、複雑な香味を引き出すキリンビール独自の製法です。」(「グランドキリン>中味・製法について」より。)
なるほど。
通常の行程では、発酵の前段階まででホップは濾過時に取り除かれるのですが、発酵行程でホップを入れているんですね。
ホップそのものを入れてしまうと、再び濾過の作業が必要となりそうですし、行程をひとつ増やしたのか、はたまた“ホップ本体ではない”抽出エキスなりを投入するのか…。
「ひと手間かけたホップ」ってのが鍵でしょうか。
この辺はこの情報だけではわかりませんね。
また「ブラボーホップ」は、「ファインアロマホップ」みたいな概念的な表記ではなく、「ブラボー」という品種名らしいです。
web検索ではMikkellerのシングルホップの記事がヒットしました。
■ミッケラー ブラボー&サミット シングルホップIPA 樽&ボトル
■ブラボーシングルホップIPA
内容を読むと、おそらくここ5〜6年くらいので登場した新しめのホップのようですね。
これからもっと色んなびーるで飲めるかな?
また、
「●味覚特長について
・満ちあふれる華やかな香りが特長の、一本で満足できるスペシャリティ・プレミアムビールです。
●製法について・米国産の「ブラボーホップ」をキリンで初めて使用しました。
・通常の仕込み段階でのホップの使用に加え、ひと手間かけたホップを発酵中に漬け込むことで複雑な香味を引き出す、「グランドキリン」のために開発したキリンビール独自の製法である「ディップホップ」製法(特許出願中)を採用することで華やかな香りを引き出しました。
・上面発酵酵母による発酵由来の華やかな香りと、小麦麦芽による滑らかな口あたりを実現しました。」(「好調の「グランドキリン」から、香りを追求した新商品「グランドキリン ジ・アロマ」を新発売」より。)
「スペシャリティ・プレミアムビール」ですか。コーヒーのスペシャルティみたいなイメージですかね?
「香り立つびーる=上面発酵(エール)」みたいに捉えられなきゃいいけど。(※エールとラガー(下面発酵)の比較としての特徴のひとつが「香り」という説もありますが、香りの要素の全てがそこにあるという訳ではないという意味で。)
あと、無印のグランドキリンは、麦芽とホップで作られているところ、ジ・アロマには、「小麦麦芽と糖類(乳糖)」が原料表記されています。
酵母は「上面発酵酵母」(「同上」より。)としか書いていませんでしたが、ビアスタイルに当てはめるならケルシュとかになるのかなー?
そして、「乳糖(にゅうとう)」。別名:ラクトース。
下記のリンクを見てもらうとなんとなく理解できるかと思いますが、簡単に言ってミルクから抽出した砂糖(の代用品)のようですね。
■【Milchzucker】乳糖で便秘対策(ドイツで見つけた)
■ドイツ人より日本人に必要なのに見かけない製品(JB PRESS)
いろいろと新しいことにチャレンジした逸品であると言えるでしょう。
あくまでも飲み過ぎには注意しましょうね。(下痢的な意味でも。)
【公式ホームページ】
■ジ・アロマについて
■キリンビール
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